そらまめのおと

ももんがさん。から そらまめのおとに名前を変えました!これからもよろしくお願いいたします。

最後のお仕事

終わる終わる、と思っていたお仕事が、ついに終わりました。

 

学生の頃から授業で先輩先生のレッスンを見て、憧れだったこのお仕事。

約10年間、本当にあっという間に終わりました。

 

 

最後の最後にやるのはもちろん、レッスンそのものですが、その前に、引き継ぎ書を作る作業をしました(次の先生に直接会って引き継ぎできなかった)。

 

 

最後に、代々先輩先生から、ねこふんじゃった形式で伝わってきたこの教室のはじまりのうた と おわりのうた を楽譜に起こしながら、数小節の、何気なく弾いて歌っていたこの短い歌にも、アーティキュレーションがしっかりあって、それを書かなければ、たぶん次の先生に伝わらないんだろうな…なんて、当たり前のことをしみじみ思いつつ、細かくスラーやスタッカートを、書き込みました(iPadのアプリを使ってですが。時代も変化しましたね!)

 

 

現場を離れる時、次の先生に代わるとき、離れる方の立場としては、親と同じ気持ちです。

〝この子、人見知りが強いから心配〟

とか、

〝この子はレッスン中必ず一回はトイレに行くよ〟

とか、

〝この子補聴器してるけど、このくらい聞こえてるよ〟

とか……。

伝えたいことはいっぱい。

 

 

直接会って一回聞けば、一回レッスンに来て子どもたちに会えば、「あぁ、こんな感じ!」とわかるのにな、と、引き継ぎがなかったことに対して、本部に思うこともあったのですが、自分が出来ることを最大限に、引き継ぎ書に込めました。

 

 

卒業生

年度いっぱいで、他の習い事に移ったり、コースが修了して卒業したり。

毎年巣立っていく子どもたち。

 

毎年毎年、見送る立場です。

 

職業柄、見送るのはみんな10歳以下の子どもたちです。

次に会った時には背の高さも、顔立ちも、話す言葉も、どんどん変化しています。

小さかった子は、私の存在や、リトミックで何をやっていたか、も忘れてしまうことでしょう。

 

今年は自分も去る身なので、いつもの年よりも、生徒さんからのお手紙をいただく数が多かったのですが、その中に、

 

 

〝先生、ありがとうございました。先生が毎週弾くピアノを聴いて、私も大きくなったら伴奏のお仕事をしたいと思いました〟

 

というメッセージがありました。

きょうだいで通ってきてくれた、お姉ちゃんの方です。

 

 

この文章を読みながら、自分は、この子のこのメッセージに見合うだけ、きちんと研鑽を積み、それを伝えてこれたのか……と、考えています。

 

 

また、もし次にこの子に会うとしたら、その時にはさらに成長した〝この子〟です。

その時、その子の成長に恥じないくらい、自分も成長していられるか、という自分に対する課題もあります。

 

 

 

 

長く関わった教室を辞めて、心にぽっかり穴の空いたももんがですが、これからまだまだ、学びたいこともやりたいこともたくさん。

また、学んだことを通して、音楽で子どもたちと会話できるように、新しく一歩を踏み出していきたいと思います。

 

 

 

 

今日もありがとうございました。