こんばんは〜!そらまめです!
最近、ピアノを弾くたびに、そして、子どもがピアノを弾くのを聞くたびに、
「な〜んか 変な音がする…」
と気になっていました。
押した鍵盤が戻る時に、後から追いかけるように
「ヵシャッ」
という音。
一度気になると…。
気になる
気になる…
気になる!( ゚д゚)
(しかもその〝気になる〟状態の鍵盤、中間部分あたりに10個ほどある…。)
…というわけで、調律師さんに来てもらいました。
予約&問い合わせ
『何か、中の木が割れちゃった的なやつかも…( ゚д゚)』
と心配になったので 予約の際に 上記の様子を伝え、調律師さんが来るまでの間 弾かない方がいいのか…を確認しました。
すると、
「その感じから予想する限り、多分いつも通り弾いていて大丈夫です。もしひどくなるようなら、一度中止してください」
とアドバイスをもらえました。
原因究明に1時間以上かかる→調律師さん、大変!
何日か待って、いよいよ調律師さんが来てくださった日。
やっとこの音から解放される…
と思ったのですが。
最初に疑った、
ダンパーのフェルトがかたくなってる?
→フェルトを調節しても、取り替えても治らない。
(ダンパー:ピアノの弦の上に乗っかっていて、ピアノの音を止める役割がある部分。グランドピアノでは、一番右のペダルを踏むとダンパーが上に上がるのが見える。)
そして次に疑った…、
弦にサビやゴミがついてる?
→これも、お掃除しても治らず…。
調律師さんの筋トレ
原因が分かるまで…
なんとその調律師さん!
鍵盤部分をごそっと引き出しのように外して違うところに置いて。
弦やダンパーを調節してまた鍵盤を戻して確かめて……。
を何回も何回もやっていました。
それだけで大変そう。
絶対重たいよね。汗。
その作業だけで1時間以上頑張っている…。
原因判明〜そんなにトレーニングしたのに!?
定期調律ではなく、『変な音が』という理由でお呼びしたので、最初の1時間弱はピアノ部屋で私も別の作業をしていつでも話せるように待機していたのですが、なかなか解決しないので、ずっといたら気まずいかも…?
と途中で席を外しました。
それからしばらくして。
「そらまめさーん」
と呼ばれ見に行ったところ。
判明した原因は……
鍵盤の裏側にある木のパーツの中に 鉛の重りが入っているものがあるのですが、
冬で木が乾燥したからか、鉛と木の間に隙間ができて、鍵盤を押すたびその鉛の重りがカタカタ動いている!
というものでした( ゚д゚)
昔のピアノではあまり起きないようで、若めのピアノがなりやすい症状だそう。
しかも、音大のピアノ調律では
「この重り自体が外れて下に落っこっているのをよく見かける」
そうですが、ここがぐらついてこんな風に音が鳴るパターンは初めて見た…とのことでした〜。
反響版や部屋の壁の塩梅かな。
我が家は今は業務用の加湿器を入れていますが、シーズンの始まりの頃、この家がどのくらい乾燥するか分からず、湿度計で30%の数字を確認してからの導入だったので、もしかしてそれまでにじわじわやられていたのかも…と反省しました。
ぐらつきが激しい2つの鍵盤だけ、応急処置で鉛を接着剤でとめてその日の作業は終了。
料金は
出張料金の5000円のみでした。
1時間以上鍵盤を出し入れして、カラダ張って……5000円(→交通費込み)でいいんですか?( ゚д゚)
提案された今後のケア
今回は2つの鍵盤だけ、接着剤でとめておく方法をとりましたが、今後どうしたらいいかも聞いたところアドバイスをもらえました。
・加湿器はこのまま使って、部屋の湿度を60%くらいを目安に安定させておくといい
・ワンシーズンはひとまずこのまま様子を見ながら弾いて、木の状態が安定したら、鉛を『カシメる』(ハンマーみたいなもので鉛をたたいて固定させる)ことができるので、音の状態に合わせて考えましょう
・もしも『カシメる』場合は、半日強〜一日かかる。料金の目安は2万円くらい。
とのことでした。
原因が分かって良かった
こうして、そらまめ家のピアノは無事に変な音から解放されました^ ^
良かった〜。
この構造は、アップライトもグランドも同じなので、アップライトでも同じように不具合が起きる可能性があるそうです。
木でできているものは、乾燥に注意ですね。
(↑はじめての冬は、「家」そのものも乾燥によって変化がありました)
今日もありがとうございました!