こんにちは!そらまめです。
以前に働いていた音楽教室を辞める際に、ちょうどその時担当していたコースを卒業する年度のお子さんで、
「新しい先生に慣れることに不安があるから…」
という理由で、そのまま私の教室に移ってきた子がいます。
その子は小学校ももう高学年になるのですが、動くことや姿勢の維持がちょっと難しい子。
リトミックとピアノと両方のレッスンを継続してくれていて、リトミックでは、れんさんと二人のグループにして、音楽の勉強を深めることよりも、楽しく身体を動かすことに重点を置いていて。
楽しく 楽しくレッスンをしていました。
そんな中、ある日、それまでピッチを合わせて歌うことができていたのに、突然合わせられなくなったのです。
一瞬声変わりかな…とも思ったのですが、違いました。
話を聞いてみると、
「最近全然体育ないよ」
と。
運動嫌いなその子にとっては、体育がなければ運動の機会がほとんどないみたい。
詳しく調べてはいませんが、もしかして高学年になったら体育の時間、少なくなるのかな。それともたまたま学校のスケジュールの関係で少なかったのかな。
その子、ピッチを合わせて歌えるようになるまでに長い時間がかかった(たしか未就園の頃に出会って、3~4年くらいかかったのでは。)ので、運動量が減ったせいで合わなくなったのがちょっと悔しいなぁ……と思った。
…というのがその子の最近のエピソードです。
そんな子に使っているレッスングッズたち。
もちろん普段、その子以外のレッスンでも大活躍しているのですが、お家での学習環境にも役立ちそうなのでまとめてみようと思います。
トランポリン
もとはと言えば、コロナ禍の運動不足解消用…というのがメインの目的で購入したような気がしますが。
今ではほぼレッスンにしか使っていません。笑。
手すりがついていて、サイズも大きめなので、とにかく安心感がすごいです。
ピッチが合わない時に、
「ちょっと、跳んでこようか」
と声をかけると、楽しそうにぴょんぴょんしてきてくれます。
で、もう一度うたってみると、ちゃんと歌えます。
その日の塩梅で、もしまた合わなくなったら、またぴょんぴょん…です。
普段のレッスンでは、音価の長い・短いをジャンプしわけて遊んだりしています。
エネルギーの違いが、地面で普通に跳ねるときよりも増幅されている感覚があるので、差を感じやすいみたい。
けんけんぱ 用のフープ
こっちは地面をジャンプする用。
ただジャンプするよりもゲーム性が出るので楽しんでもらいやすいみたい。
運動が苦手なその子は〝けんけん〟を入れてしまうと音楽に合わせられなくなってしまうので、もっぱらグージャンプで使っています。
たまに〝合図があったら(例えば、拍子を聞き取って、最後の拍だけ)パージャンプ〟(足〇足)とルールを決めて遊んだりもします。
楽しく始まり、楽しく終わることに命を懸けています。(切実。)
姿勢をサポートするクッション
ピアノのレッスンは、30分くらい椅子に座ってのレッスンです。
クッションを使う前は、それこそ3分に1回くらい
「姿勢~」
と声をかけていたのですが、その回数が減りました。
が、さすが、姿勢を維持するのがタイヘン…で長年暮らしてきているだけあって、クッションを使っても、気を抜くと姿勢が崩れます。
でも、やっぱりクッションがある方がラクなんだ、と本人が語ってくれました。
だいぶ前から迷っていたのです。
ピアノの椅子に乗せて使えるかどうかわからなかったので。
のせてみたら、ジャストサイズな感じだったのでひと安心でした。(^^♪
時々、れんさんも使っています。
で、ラクだと言っています。
余談ですが、ペダルを使わない小さい子の足台には西松屋のくまさんを使っています。
すきなだけ重ねてちょうだい…という感じで。
小さい子でも、「私は4個!」と数で覚えて調節できるので自主性が身につく…というか、とにかく便利です。
りんさんも今のところ洗面台に2個積み重ねて使っているので、うちに10個くらいあるのでは…。
今、目をつけているのは、骨格の模型。
姿勢の話をするとき、もう高学年の子なので、ただ
「背筋を伸ばして」
ではなく、
「今、座っている部分に、こんな形の骨があってね、それがちょっと後ろに倒れているんだけどね…こんな風に立ててみようか。背骨とセットで便利な骨なんだけどね。ほら、丸まらなかったら寝るときうしろにバターンって倒れちゃって頭ケガするでしょ?」
…と、手を骨盤に見立てて話しているのですが、骨格で見た方が一目瞭然でわかりやすいかな…と思っていて。
なんだろ、姿勢維持も難しいし、運動も嫌いだし、もしかしてこの子、自分の体があまり好きじゃないのかな…と時々感じることがあって。
骨格さんを手掛かりに、ちょっとでいいから自分の体に興味を持って好きになってほしいな…なんて考えたりしています。
あとは、
「手首を鍵盤より下げないようにね」
と声をかけると肩まで上げる人が多いからその説明にも役立ちそうです。笑。
以上、姿勢を保つのが難しいお子さんのレッスンで役立っているアイテムと、目をつけているアイテムでした!
それでは…
今日もありがとうございました!