こんばんは、そらまめです。
春休みモードが終わりつつある…と思ったところで、急に現実に引き戻される…というか、自分のピアノレッスンがちょっと久しぶりにありました。
春休み中といえば、子どもたちは家にいるわ、生徒さんも毎日誰かしら来てるわ、事務仕事はあるわ……で、自分のピアノのことなど後回しの状態で学生の頃ですら味わったことのないレベルの
『明日レッスンだ、ヤバい!』
を味わうことになるのですが(苦笑)、行かないわけにもいかず一夜漬け・浅漬けでレッスンの準備。
その準備の中に、宿題として自分が通して演奏している動画を撮ってレッスンに持っていくという課題があります。
この課題、すごく効率がいい…というか、いい宿題だと思ったので、機会があったら自分の生徒さんにも試してもらおうと思っているのですが、動画を持っていくにあたり、『ノーミスの動画を持ってきてください』という条件があるのです。
自分が今学んでいる曲は5分弱の速い曲。
このおよそ4〜5分の間一度も間違えずに弾かなければならない、というプレッシャー。
そして、録画は、演奏会や発表会と異なりライブ感は一切なく確実に証拠に残る、というプレッシャー。
要するに本番さながらの緊張感を味わうことができるのです。
録画は、楽譜ありと暗譜の2種類。ノーミス。
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話は変わりますが、ちょっと前に、ピティナのステップを子どもと一緒に受けました。
その際に実は背筋も凍るような思いをしています。
…というのも、その日は自分の生徒さんもステップを受けた日。
その生徒さんがみている前で、わたし、すこーん……と演奏が止まってしまったのです。
プレッシャーに負けて。
暗譜は忘れていないし、頭の中で次の旋律は思い浮かぶ。
でも、その時ちょっと体調を崩していてエネルギー不足だった。その上、緊張していて身体が思うように動かず、速い曲でもないのに指が動かない。
こんなこと初めて。完全にプレッシャーに負けました。
目の前で先生が失敗しているのを目撃してしまった生徒さんと言えば、そういうのをあまり気にしないタイプ、というか、もしやこの子私のことをそもそも単なる同志や先輩くらいにしか思っていなくて、先生とは思ってないかもしれない…というほど落ち着いていて(〝自分の演奏より緊張したー!〟とは言われた。苦笑。)、その後もいつも通りなのですが、こちらとしては数日再起不能になりました。
(この話も、このブログの中で成仏してくれ。)
その後すっかりへこんだ状態でレッスンに行き、その際に起きたことの報告をしました。
その時に、舞台経験豊富な先生、
「どんなに頑張ったところで失敗するときはするんだけどね」
…とすっぱり。
そこで初めて、そう言われてみれば 自分は〝割り切る〟という概念はあまり持っていなかったな、と思うのでした。
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自分がプレッシャーと向き合う時、
・日頃からプレッシャーを味わう練習をしておく
・失敗はたくさん練習してもゼロにならないこともある…ということを知る(当日のコンディションのこともあるし、本番は一回こっきりだし。)
・緊張してエネルギーが取れないことは自分の場合よくあるので、何日か前から意識的に余力を蓄えておく
の3種類は今すぐ実行できそうだな、、、ということを最近強く感じました。
そういえば、録画の宿題普通に練習している時とはまた別の(本番のような)感覚を味わうことができるのですが、その際に多分緊張感から気持ちを反らせるために無意識的に全く別のことを考えてしまう…という謎行動を取っていることを(昔から薄々気づいてはいましたが…)はっきり自覚させられました。
このあたりも、自分が何を表現したいのか、どんな音を出したいのかきちんと音楽と向き合い自分の中で答えを出していくことが集中力を高めてくれる→謎行動をしなくなる→緊張感の質が変わっていい演奏になる…のサイクルになるのかな、と想像しています。
ここまで考えて向き合うと普段の練習方法ももっと工夫の余地がありそうだな…⭐︎
それでは、今日もお疲れさまでした!