おはようございます!
幼稚園年中の男の子 れんれんを子育て中のおかん、そらまめです( ´∀`)
れんれんの幼稚園、やっと2学期がスタートしました。
そして、スタートすると同時に、〝引き渡し訓練〟がありました。
今回は、普段園バスや自家用車を使って送迎している幼稚園に、防災訓練として、〝子連れで 徒歩で帰宅できるか〟を実際に体験してみたレポートです。
引き渡し訓練
子どもたちが幼稚園にいる間に災害が発生したことを想定し、いつもなら幼稚園が終わった後 幼稚園のバスに乗って降園する子どもたちも全員、幼稚園の決められた場所で保護者の元へ引き渡す…という訓練。
普段は、園バスで登園し、帰りは車でお迎えに行く(到着予定時刻にブレがあると困るので、週2だけ…というような利用は不可のため)…という流れ。
自宅から幼稚園までは、車で片道およそ20分程度あります。
この幼稚園の園児たちは 割と距離のあるところから園バスを使って登・降園する子が多い…ということもあり、この幼稚園では、〝引き渡し〟そのものは訓練するものの、そこに来るまでの送り迎えの経路は特に指定されていません。
幼稚園でイベントがある日は、ほとんどの家庭が車で来園します。
そんな中、近年の自然災害の多さが気になっていること。
また、今年度年中さんになったれんれんも、5歳を目前にだいぶ話を理解できるようになってきたことを踏まえて、一度実際に車やバスが使えない想定で、徒歩で迎えに行き、子どもと一緒に徒歩で帰宅することを経験しておいて損はないかな、と考えました。
れんさんにそのことを話すと、つい最近の台風や地震のニュースを見て、ただ事ではないことは一応感じ取っていたようで、すぐに「やってみる」との返事。
この幼稚園は、距離は遠いけれど 教育方針が好きで選んだ園。
同じように遠方の幼稚園に通わせている方や、これから幼稚園選びをされる方の一つの参考になれば…と思います。
下調べ
べーさん(夫)からは
「絶対途中で嫌になるからやめておいたら」
の忠告。
それを聞いた私は、
「今回は訓練だから、いざとなったらそこからバスを使って帰るよ(^^;」
と流しながら…(笑)、実際のところ、(いやいや、むしろどこで嫌になるかを知ることも訓練のうちだわ…)、と思っていました。
スマホでマップを開き、幼稚園までの徒歩経路と距離を調べてみると、およそ6㎞。
大人の足で「1時間18分」と表示されています。
子どもと一緒に歩いたら、どのくらいかかるのかはこの時点では分からずでした。
経路は、ラッキーなことに、普段車で通る道とだいたい同じ。
道に迷ってしまうことはなさそう。
また、商店やコンビニなど、人がいそうなところは、自宅から徒歩20分ほどのところにコンビニが一件、ルートの中間地点あたりにお魚屋さんが一件あるだけ…という感じ。
往路
行きは、引き渡し時間に間に合うように、お昼12時過ぎ頃出発。
私1人だし、ペース的には特に問題なし。
気づいたことと言えば、この季節、この時間帯ならではの
・暑い
…ということくらい。
だんだん 秋色に色づいてきた稲穂を眺めながら、暑さで汗ばみながら黙々と歩きました。
いつもは車の窓を閉めているので気付きませんでしたが、山の方からたくさんの鳥たちの声がしていたのにはちょっと驚き。
いつも見ている景色には、こんな音がついていたのね、と発見しながら…。
スマホのマップに表示されている時間とほぼ同じ、約80分かけてスムーズに幼稚園に到着しました。
着いたところで、周りのママに「カメムシついてる!」と指摘され、わわわっ( ゚д゚)!…となりましたが(笑)
復路
その後引き渡し訓練を済ませ、れんさんが課外の体操クラブのレッスンを終えた後、
「本当に歩いて帰るのでいいのね?」
…と最終確認をして(幼稚園のすぐ近くに、公共交通機関のバス停がある)、「歩く」と返事をもらったので…
15:50に幼稚園を出発。
(歩いてきた→歩いて帰る 話を聞いた園長が驚いて「園バス出しましょうか?」と言われました…( ´∀`) )
天候は…程よく夕方で、曇りがち。
涼しい風も吹いています。
リスクについて考える
行きと違って、帰り道は子連れ。 もちろんペースは落ちます。
それに伴って、周りがよく見えました。
「場合によっては、このルート使えないかも…と思うところがたくさん。」
周りが山の田舎道ではあるものの、車がメインの生活スタイルなので、案内されたルートは、だいたいが、〝歩道のある、舗装された道〟でした。
が、全体がきちんといい状態で保たれている感じではないので、部分的に割れたり、でこぼこになったりしそう。
あとは、
こんなのとか、
こんなのとか、
こんなのとか。
道を塞ぎそうなものだらけ。
さっき通った稲穂の道だって、
よく見たらめっちゃ段差!
一回体験したからわかるけど、暗い時間に初めて通ったら、落ちるやつです、これ。
子どもの様子
一方でれんさんは…というと、こちらは驚くほど全く文句も言わずに歩いていました。
いつも、園バスや、車で通る、知っている景色だから安心感があった…というのは大きいかもしれません。
それでも、自宅近くのコンビニあたりまで戻ってくると、家が近づいてきた喜びで
「もうすぐだね、(いつもの)信号見えてきたね。」
と口数が増えてきました(笑)
何も言わないけれど、訓練だけど何か感じているものはあったみたい。
「あとちょっとで おうちだ〜!」
「今、何歩なの?(万歩計アプリ)見せて!」
→コンビニであんまんを買ったところ、急に笑顔に。心の安定を保つために必要なアイテムについても考える必要があるなと感じました。
そうして、
17:30頃、自宅に徒歩で帰ってきました。
歩いた距離はおよそ6㎞。
かかった時間は1時間40分。
歩けました。
見えてきたもの
一番に感じたことは、特に今の季節は、
〝日差しの強い暑い時間は、水分補給や日陰での休息によほど気をつけないと、長時間歩いたら熱中症になりそう。だけど、暗い(涼しい)時間帯は懐中電灯くらいじゃ灯りが足りなさそう。〟
ということでした。
お迎えに行くところまではいいとして、場合によっては、 歩ける条件が揃うまで幼稚園に留まらせてもらう…という選択肢が必要そうです。
あるといいな…な持ち物など(個人の感想です)
・長袖、長いボトムス(虫除け、ケガ防止に。意外と植物の多い道のりでした)
・虫除けスプレー
・ヘルメット(とっさの時は帽子だけでもあると違うと思う)
・スニーカー(パンプスだと往復12㎞はちょっとつらそう)
・水分(私は、12㎞歩いておよそ600ml/れんさんは6㎞歩いておよそ250mlの水分を摂取しました。)
・お菓子などエネルギーを補給するもの
→上記の持ち物は、歩いて行って帰ってくるのに最低限必要なものです。
実際は、防災用のリュックなどを背負った状態、または、仕事の鞄を持った状態で向かうことになるのでは…。
仕事先から向かう場合のことを考えると、やっぱり最低限の防災グッズは、常に普段使いのカバンの中に入っている方がいいのでは…と思いました。
リュック暑い
今回は、少なめの荷物で向かい、帰りはれんさんのリュックを背負って(れんさんは体操クラブのリュックを背負って)帰ってきました。
リュックを背負って長時間歩いていると、
「リュック、暑い。」
と感じました。
特に子どもは身体が小さいので、ちょっとしたことで熱がこもりそう。
冬場は、リュックがあった方が暖かいのかしら…。
体験あるのみ
実際に歩いてみて、れんさん、意外と歩けること。
危険そうな場所。
最低限必要なもの。
…など理解することができました。
引き渡し訓練、年に2回ほどあっと思うので、チャンスがあったら(=れんれんが「いいよ」と言ったら)また違う季節にも試してみたいな、と思いました。
台風に地震に…と災害が続き、本当に心が痛みます。
被災された方々、早く安心した生活が戻ってきますように。