こんにちは、そらまめです!
ブログのお問い合わせに、珍しくご質問をいただいたので、嬉しくて記事を書きました…⭐︎
こんな弱小ブログでも、読んでくださっていて…!
と分かると本当に嬉しいです!ありがとうございます♪
ご質問の内容は、小規模特認校のこと。
れんさんは、入学時に学区を越境して小規模特認校に通っていて、今年で4年目です。
入学してみてどうだったか、現時点での感想や、我が家が感じているメリット・デメリットを書いてみようと思います。
あくまでも、我が家のれんさん(n=1)の話になりますが…⭐︎
よろしくお願いいたします…!
れんさんの性格と経歴
れんさんは12月生まれで、月齢としては、あと一息で早生まれの仲間になります。
性格は、おっとりマイペース。
小さい頃は車にハマっていて、小さい頃から、現在も好きなことに没頭するタイプの子どもです。
(6歳でお兄ちゃんになるまで一人っこ期間が長かったから…というのもあるかもしれません)
幼稚園は、本人のマイペース(=好きなことに没頭)を生かせるようなわりと自由な雰囲気、そしてひと学年10人程度の小規模な園に通っていました。
この幼稚園は保護者もがっつり関わるタイプの園。
子どもも人数が少ない分異学年の縦のつながりも多く、大人も個性的な先生方との関わりや保護者・同じ系列の小学校のお兄さんお姉さんたちの出入りも多くて いろんな年齢の人と関わりながら過ごしてきました。
れんさんが小規模特認校を選んだ一番の理由は、少人数制の幼稚園がれんさんの性格に合っているな…と感じ、卒園後もなるべく同じ環境を保ちたかったからです。
小規模特認校に入ってみての感想=感じているメリットについて
子ども一人ひとりがちゃんと見える感じがする
れんさんの目線から見たら、一言で言えば
学校、最高に楽しい
…ということになると思います。
とても人数が少ないので、子どもたちそれぞれに必ずスポットライトが当たる機会があります。
それぞれが役割をもって主体的に動かなければ日常がまわらないくらいの人数なのです。笑。
例えば、係活動や委員会活動も、人数が多い学校なら細かく色々なものがあるところ、人数が少ないので たくさんの種類の係を作ることができず、厳選しなければならない…というようなことが起きているらしいのです。(れんさん談)
そこで、係活動などもそれぞれの個性や好みを交えながら、何をやるかを考えるところから始めているみたいで。
それがれんさんには合っている感じがします。
個性を生かした役割がある=ちゃんと居場所がある=安心感
という感じ。
そして、これは保護者目線ですが、学区外なのでよく送迎で学校に行きます。
その際に子どもたちに実際に会うので、クラスメイト全員の名前、顔、性格を把握しています。(やっぱりここでも異学年の関わりが多いので、なんだかんだで全学年の半分くらいは顔と名前が一致している気がします…(^^)
学習内容は『公立小学校』だよ
人数が少ないので、多少授業が早く進む傾向にあるようですが。
学習内容に関しては、普通に公立小学校…という感じです。
当たり前ですが……(^^
あと、担任の先生の経験値やスキルの違いによるあれやこれや…も普通に経験しました。笑。
これに関しては、幼稚園と違って学校は滞在時間が長い上に、子ども自身は年齢的に独立して動く時期に差し掛かっているため、親によるフォローはかなり大変だったと記憶しています。
…し!!
担任の先生による影響って本当に本当に大きいんだな…と感じました。
(=学年が上がって担任の先生がかわったら、一気にすべてが改善しました…!)
人数が少ない分子どもの個性が際立つので、子どもの気持ちを引き付けるのが苦手なタイプの先生は、きっとツラいんだろうな…という小規模ならでは の特徴に同情はします…。笑。 が、その先生の担当の年は、家で子どもに注意することが頻回になってしまって大変でした。(^^;
そんな経験もありましたが…授業では、概ねよく目が行き届く環境ではあると思います。
主役&縦割り
これに関しては、コロナでチャンスを半分くらい(1年生入学時がちょうどコロナ自粛の始まりで、3年間くらい続いたので小学校生活のちょうど半分くらいですよね…)逃してしまったのではないかと思いますが…(^^;
さきほど、人数が少ない分役割がある、と書きましたが、これはクラス内だけではなく学校行事に関することでも起きています。
例えばれんさんの通う学校では現在、通常5年生だけが参加するキャンプも、4年生~6年生の3学年が行きます。要するに小学校に通う間に3回キャンプがあるのです。
キャンプでは、夕食づくりや出し物などいろいろアクティビティがあって、そこでも、それぞれの個性を生かした役割分担で動きます。
おもしろいな、と思ったのは、こういう学校行事では、学年ごと ではなく縦割りのグループにするので年上の先輩のリーダーとしてのふるまいを見て学び、最終的には自分たちもリーダーの経験をして卒業できること。
キャンプ以外でも、運動会の準備や、他の行事も縦割りが生きています。
勉強以外の学びが多そうだな、と感じています。
いろんな意味で大らかな気がする
きっと、コロナで生活スタイルが変化した…という影響もちょっとはあると思います。
どんな理由で学校をお休みしても、先生もお友だちも、誰も気にしない…という空気感がなんだか居心地が良くて。
れんさんの通う学校がたまたまそういう雰囲気なだけ、かもしれませんが、もしも人数が多い学校だったら、こういう雰囲気にはなりづらいと思うのです。
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ちょっと大変だな、と思うところ(デメリット)
ここまで、気に入っているところを挙げてみました。
私たちは親子ともに、小規模特認校を概ね気に入っています。
次に、ここが大変かな、と思うところも書いておきます…!
送迎
れんさんの通う学校では、2年生から 公共の交通機関を使って登下校してもオッケー、というルールがあるのですが。
それでも、季節や天候、放課後の習い事の予定等、なんだかんだで6年間、結構な頻度で送迎をすることになりそうです。
決まった時間に送迎をしなければならないのは少しスケジュールが立てにくくなります。
学校までの距離にもよりますが、我が家は車が必須です。
地域の活動あれこれ。
れんさんの通う小規模特認校では、地域の自治体の活動の一部分が、住んでいるところのものと、小規模特認校のエリアのものと、二重になることがあります。
先日、PTA枠で、小規模特認校のエリアの防犯パトロールに参加して、普通に山の中を 初めて会う自治会のメンバーの方々と一緒に小一時間歩きました。
また、子ども会は完全に、小規模特認校のエリアの所属になります。
我が家は、幼稚園も自宅から少し遠めのところへ通っていたので、れんさんには自宅エリアのお友だちはほとんどいません。
(いまは りんさんが 徒歩圏の幼稚園に通っているので、最近少しづつ、ご近所の知り合いもできてきていますが…。)
それぞれの自治体のルールによって対応が異なりそうな気がしますが、自宅エリアで知人・友人を増やしたい場合は、そのあたりのことが少しハンデになるパターンもありそうな気がします。
自治会活動が二重になるのも、PTAでどの係がまわってくるか…によって負担の内容が変わってきて、私はさほど気になりませんでしたが、そういうのがちょっとでも増えると困る…という人は、説明会時に質問するなどして確認をとっておいた方がいいと思います。
説明会に参加しないと入学できない
越境が可能な学校を希望する場合は、なるべく早い時期に情報収集をしておいた方がいいよ…という話なのですが。
れんさんの場合は、あらかじめ役所に『小規模特認校を希望します!』という意思表示をして、学校&役所が指定する日に説明会や面談に参加し、なおかつ1年生入学時のみ越境を認める…というルールがありました。
年長さんの1年間は、ランドセル選びやら、入学前検診やら……まず入学準備があるし、幼稚園の卒園準備(アルバム作成とか、謝恩会のあれこれとか…)もあるし、バタバタしがちなので、例えば共働きのお家や、私のように、このタイミングで下の子妊娠&授乳中とかあると、スケジュール的にかなり疲れた記憶があります。
そのさなかに、説明会で
『越境先の自治会ルールに従ってもらいます』
とか、
『人数が少ないのでPTA活動の量が多いです。そして会費も少し高いです』
とか、いろいろ脅されます。苦笑。
(実際に、説明会で見かけた親子のうち、3分の1くらいは入学していない感じでした。)
……なにがともあれ、説明会までこぎつけなければ入学できないので、早めの情報収集と意思表示がおすすめです。
拘束時間が長い
入学するまで知らなかったのですが…。
同じ学区内の小学校でも、授業の開始時刻、休み時間、就業時間に多少差があるのです。
れんさんが通う小規模特認校は、同じ学区のなかでも6時間授業の日が多い&休み時間のスタイルの違いで終業時刻が遅めの学校でした。
習い事をたくさんやりたいご家庭だと、学校の質よりも拘束時間の長さで選びたい…という選び方もありそうな気がします。
(その場合は 自宅エリアの学校と、越境先の学校の終業時刻を比較する感じ…ですよね。)
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りんさんも小規模特認校に入れるか…
以上、いま感じているメリットとデメリットでした。
れんさんはもう入学しているので卒業までこのまま今の環境を謳歌してもらおうと思います。
りんさんは、れんさんが卒業して中学生になるタイミングで小学校に上がるのです。
1年も重なりません。
そこで、もう一度越境でりんさんを入学させるか…という選択をすることになります。
りんさん本人が小規模特認校を希望した場合はもちろん、迷わずにもう6年間送迎を頑張ると思います。(^^
ですが、もしりんさんが
どっちでもOK
…と言った場合。
おそらく、自宅エリアの小学校を選ぶような気がします。
もちろん、りんさんが年長さんくらいになって その時の自宅エリアの小学校(地域いちの大人数の学校)の雰囲気や、りんさんの性格に合わせて、どちらにするか決める予定ですが。
自宅から徒歩圏に子どもの活動場所がある…って思いのほか安心感があるのです。
これは、私が自宅から遠い勤務地で働くことを辞め、主に自宅で…と考えた理由とも重なって。
なにかあったときになるべく早く、子どもたちのそばにいたいな、と思っていて。
(↑自宅から遠い幼稚園を選んだれんさん。引き取り訓練の際に、実際に幼稚園から自宅まで歩いて帰った記録と、仕事帰りに電車が止まってしまいピンチだった時の記録です。懐かしい。)
教育内容、教育環境ももちろん大事だと考えていて、上の子、れんさんの時は本当に、環境第一で選んできました。
ですが、下の子、りんさんの幼稚園選びの際に、れんさんの通った幼稚園とは真逆のタイプの幼稚園に入れることになって。
親の私から見たら、フラッシュカードをバンバン見せて、年少から鍵盤ハーモニカを指番号できちんと教育して…なんて、なんか軍隊みたいだな……
と、ちょっと言葉は悪いけれどそう感じてしまいました。(^^;
忙しくてブログには書いていなかったような気がするのですが、れんさんが入園前にもこの園には見学には行っていて、選ばなかった園です。
なぜりんさんの時にはこの園を選んだのか…というと、完全なる消去法。他にいい園がなかったからです。
れんさんと同じ園は、その園を作られた先生が亡くなってしまい、魅力を感じなくなってしまって。でも他にいい園はないし、徒歩圏でそこそこ教育っぽいことをやってくれるなら、もうここでいいや…みたいな感じで決めました。苦笑。
でも、いざりんさんがこの幼稚園に通い出したら、毎日『幼稚園楽しかった!』と言ってくれて。
今まで、こちらが『いい』と思ったものを子どもたちに用意してきたつもりでしたが、子どもの方も、自分のいる環境に適応する力みたいなものを持っているんだな…、と気づいて。
だから、りんさんが、
どちらでもいい
と言ったら、ひとまず『近い』をキーワードに学校を選び、入学してみてもしその環境を本人が嫌がったり、つまらなそうにしていたり、うまくいかなかったら そこで初めて、例えば手厚めの私立を検討するとか、そういう方法でもいいのかもしれないな…と思うのでした。(まぁ その場合はお金がかかってしまいますが(^^;)
問題にぶち当たる前から、その問題を排除する…なんてことはしなくても大丈夫…と、りんさんを見ていて思えるようになった、ということかもしれません。
長くなりましたが…
ご質問、とっても嬉しかったです!
それでは、
今日もありがとうございました!